使ってみた感想のブログ

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【耐震】家具を固定したいが壁に穴を開けられないわが家の転倒対策!

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 家具の固定大地震が起きてからでは手遅れですよね(汗)

 

ちょうど今週から1週間、NHKで首都直下地震

シミュレーションしたドラマや特別番組が放送されてます。

録画で観ているワタシは恐怖で鳥肌がたちました。

 

家具の固定をサボる → 想定外の恐ろしい人災

・・・という落とし穴も知り、目からウロコでした。

 

でも壁にネジ穴を開けられない家

家具の転倒対策をついつい先送りにしがち。

じつは、わが家もそれで悩んでいました。

 

今回は、まず家具固定をサボるとどんな大惨事につながるのか。

そしてわが家で行った家具の転倒対策をご紹介します!

 

1.家具の固定をサボるとこんな大惨事も!

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 家具の固定をサボり、地震で家具が転倒すると

想定外の大惨事につながります。

たとえば↓こんな恐ろしい展開になるケースも。(ほんの一例です)

 

・地震で家具が倒れ人が下敷きになる

 同時にガラスや陶器の破片、家電、燃えるモノなど

 あらゆるモノが部屋中に散乱する。

     ↓

救出に来た人が部屋のドアを開けようとするが、

 倒れた家具のせいでドアが開かない

     ↓

・救出者が立ち往生している間に、

 部屋の電気まわり(地震で傷ついた電気コードや、

 散乱したモノと触れた家電など)から出火する。

     ↓

倒れた家具のせいで救出者が部屋に入れないため

 初期消火ができず、炎がみるみる大きくなる。

     ↓

・部屋中に炎が広がり、下敷きだった人は焼死

     ↓

・さらに炎が建物全体に広がり、近所にも延焼する。

     ↓

・建物に閉じ込められていた近所の多くの人々も

 延焼に巻き込まれて焼死する。

 

ああ・・・本当に恐ろしいですね・・・。

そう、面倒がらずに家具を固定してさえいれば

下敷きにならずに済んだし、火が出ることがあっても

初期消火もできたし、自分と多くの人々の命を

犠牲にせずに済んだのです。

そう考えると、このケースも人災と言えますね。

 

では、壁に穴を開けられないマンションのわが家で

家具をどう固定したかを次にご紹介します!

  

2.わが家ではつっぱりポールを設置

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 わが家では、上写真のような「つっぱりポール

というモノを食器棚や本棚の上にとりつけました!

壁へのねじ止めに比べると転倒対策としては弱いですが

何もしないよりはずっとマシですし、安心感も違います。

 

つっぱりポールを買うときは、家具の天板から

天井までの長さに合うものを選ぶのが大切!

 

ちなみにわが家では、

食器棚の天板と天井の距離が70cm前後でした。

下に何種類かつっぱり耐震グッズへのリンクを貼りました。

↓良ければチェックしてみて下さい。

 

・【わが家で使ったつっぱりポール】

・【インテリアになじむ木製のつっぱりポール】

【さらに頼もしい「上置き棚」タイプ】 (←つっぱりポールでは頼りないという人へ) 

 

3.つっぱりポールは壁側に立てる!

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次はつっぱりポールを取りつける位置です。

つっぱりポールは家具の手前側でなく、

家具の奥(壁のほう)の側に立てるのが大切!

 

ポールを手前に立てると、地震の揺れで

カンタンにポールが外れてしまいます。

それと、ポールをキレイに垂直に立てるのも大切です。

 

ウチでは家族で「まっすぐ立ってるー?」と

チェックし合いながらどうにか設置しました(汗)

 

あと、揺れでポールがズレないよう、

念のためにポールの足をテープでとめてみました。

ふだん見えづらい位置なので、見た目は気にしてません。

 

ポールを握ってみましたが、どうやら

シッカリ立ってくれてるみたいで安心しました。

 

4.必要に応じて天板・天井を補強する

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 家具の天板または天井が弱いときは、丈夫なあて板

つっぱりポールと天板(または天井)の間に

かませて補強しましょう。

上写真はわが家の食器棚の天板側の様子です。

ホムセンで購入した板を、こんなカンジにかませてあります。

あて板の厚さは木の板なら1.5cm以上がオススメです。

 

わが家は鉄筋コンクリートのマンションなので、

幸い天井のほうは頑丈そうに見えます。

ただ、木造家屋や和室の天井は弱いものが多いので

ポールを設置する前に、天井の強度を要チェックです!

 

天井が弱いと地震の時、つっぱりポールの「踏ん張り」が

きかず、ポールがすぐ外れたり、天井が壊れたりすることも。

ですから、あて板で補強しておくと安心度アップです☆

 

ちなみに、地震で板が落下してケガ人が

出ないように、ひと工夫しておくのもオススメです。

ワタシは万が一、板が落下したときのために

天板のヘリや角をヤスリがけして「面取り」してあります。

  

5.耐震マットと併用すれば効果アップ

 

 家具の下にしいて使う耐震マット(耐震ジェル)

併用すれば、つっぱりポールの効果もアップします。

 

これは、はじめに書いた地震の特別番組の中で

地震対策の専門家の先生たちもススメておられた方法です。

 

耐震マットは100均などでも売られていますよネ。

でも100均モノは耐震性能が実証されていないとのこと。

なので、少し高価でも震度7対応の強力タイプ、

厚みは重い食器棚などに使うなら5mm以上の

ものを選ぶのがオススメです!

なんたって命には代えられませんからね。 

 

ちなみに上写真の耐震マットですと、耐荷重

10cm角のもの4枚で80kgとのことです。

 

あとこちら↓は家具の手前にさし込むタイプ。

90cm幅です。ハサミなどで自由にカットできます。

( 画像クリックで商品ページにとべます。)

 

同じく・・・↓こちらは透明タイプです! 

 

以上、壁に穴あけできないマンションの

わが家で工夫している家具の固定方法をご紹介しました!

 

 これで、自分、家族、地域の人たちの命を守るための

基本的な対策に、あなたも一歩を踏み出せると思います。 

私も先手、先手で今後も防災対策をススメて行こうと思います!